候補地選定経過概要



● 適地(豊岡市日高町上郷区)断念

 北但行政事務組合は、平成16年6月に豊岡市日高町上郷区を「広域ごみ・汚泥処理施設整備事業」の建設適地として絞り込み、生活環境影響調査の受入れ同意について同区にお願いしてきました。しかし、平成19年7月24日開催の同区総会の結果、翌25日生活環境影響調査受入れ不同意の回答書が組合に提出されました。その結果を受けて上郷区での建設を断念することとしました。
 今後、新たな施設建設候補地の選定を早急に行い、目標年度である平成25年度の新施設稼働に向けて事業を進めてまいります。

 〇 上郷区臨時総会の結果 − 管理者の報告


● 新候補地選定方針


 北但行政事務組合は、新たな施設候補地を選定するにあたり、その選定方式として下記の3方式について検討を進めました。
方 式 名 内   容
直接決定方式 行政(組合)がアドバイザー(学識経験者)の助言を得ながら独自の選定基準を設定し、候補地を選定する方法
選定委員会方式 行政がリストアップした候補地や一般市民などから提供された土地情報による候補地について、学識経験者・住民等で組織する選定委員会が選定・評価基準を定め、その基準に基づく評価を行い候補地を選定する方法。
公募方式 候補地応募条件を示して公募によって候補地の募集を行い、選定委員会で選定・評価基準を定め、その基準に基づく評価を行い、候補地を選定する方式。
 組合は、それぞれの方式のメリット・デメリットを総合的に判断し、新たな候補地選定の方式として「選定委員会方式」で行うことを決定しました。
 今後、学識経験者・住民及び公募で選ばれた委員等で組織する選定委員会において審議検討され、候補地が選定されます。今後の選定については、住民の皆様に経過を広くお伝えしながら進めてまいります。
 なお、委員の率直な意見交換の阻害や個人情報の漏洩等の恐れがあるため、当初は委員会を非公開としていました。しかし、第1回委員会のなかで委員各位から公開が望ましいという意見が多く出されました。それにより11月27日付で委員会の設置要綱を一部改正し、会議は原則公開としました。併せて、委員会傍聴要項も制定しました。
 
 〇 広域ごみ・汚泥処理施設候補地選定委員会設置要綱(11月27日付一部改正) (PDF文書)

 〇 広域ごみ・汚泥処理施設補地選定委員会公募委員募集要項 (PDF文書)

 〇 広域ごみ・汚泥処理施設候補地選定委員会傍聴要領 (PDF文書)

 〇 広域ごみ・汚泥処理施設候補地選定委員の募集 (Word文書)

● 候補地選定にかかる選定基準(一次選定)

 候補地は下記の基準に基づく箇所の中からリストアップを行います。

施設候補地選定範囲の設定 収集運搬効率を考慮し、豊岡市福田交差点から主要道路延長概ね15kmで囲まれる範囲内

  〇 候補地選定範囲図(PDF文書)
面積要件の設定 施設用地面積が概ね3ha以上(平地として確保できる面積)確保できること
候補地から除外する条件
@ 現に居住されている住宅がある箇所
A 水道取水源に隣接した箇所
B 断層が存在する箇所
C 傾斜角30度以上の地形の箇所
D 都市計画区域の内、施設が建設できない用途地域に指定されている区域
E 農業振興地域(農振地)の内、農業振興上特に支障のある区域
F 地すべり危険箇所に指定されている箇所
G 急傾斜地崩壊危険箇所に指定されている箇所
H 宅地造成工事規制区域に指定されている箇所
I 自然公園区域に指定されている区域

 組合は、リストアップされた候補地について、施設用地面積や自然環境、生活環境、開発に係る法規制等の評価項目に基づいて候補地の絞込みを行います。(一次選定候補地案)

 選定委員会は、一次選定候補地案について、1次選定基準、評価の妥当性等について審議・検証し、一次選定候補地を決定します。

 決定した一次候補地については、公表します。


● 候補地選定にかかる選定基準(第二次選定)


 二次選定は下記の手順で行われます。
 
@ 選定委員会による二次選定基準、評価基準の作成
選定委員会は二次選定を行うにあたって、選定基準、評価基準を作成する。
A 選定委員会による二次評価
選定委員会は、作成した二次選定基準、評価基準に基づき第一次選定候補地の二次評価を行う。
B 選定委員会による二次選定結果の管理者への報告
選定委員会は、二次選定を行った結果を組合管理者へ報告する。
C 管理者による候補地を決定、公表
管理者は、選定委員会から二次選定結果の報告を受けた後、構成市町長会の議を経て候補地を決定し公表する

 二次選定によって候補地と決定した区及び周辺地区に対する対応については、選定経過の説明や先進地視察、まちづくり地域振興策の協議などを行いながら、誠心誠意ご理解に向けて努力してまいります。

● 候補地選定にかかる住民からの情報提供

 候補地選定にあたっては、地域住民からの提供された土地情報も参考しながらリストアップを進めていくこととしています。
 なお、情報の提供については、電話・メール・ファックス等で受け付けております。(10月中)

● 広域ごみ・汚泥処理施設建設に伴う地域振興策

 広域ごみ・汚泥処理施設候補地選定にあたっては、最初から、施設が建設される地区に対して、生活環境保全及び増進をはじめとする環境創造の先進的な取り組みやインフラ整備、農業振興などについて、地元地区と協議しながら地域振興を図っていく方針を明らかにしています。
〇 基本方針(PDF文書)
〇 地域振興計画 候補地共通事業メニュー案の例示一覧(PDF文書)

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